写真のチョーク、いつものチョークとの違いにお気づきになりますか?
これは、最近改良された「色覚チョーク」で、話題になっているチョークです。

そのきっかけになったのは…
平成30(2018)年、衆議院で「色覚に関する指導の資料」に関し、質問主意書が提出されました。同資料の“チョークの色制限”を撤廃し、「色覚チョーク」の使用を推奨してはどうか、という内容です。

「色覚チョーク」を使用する学校は、どんどん増えています。現在、色覚チョークを製造販売している会社は二社で、どちらの製品開発にもCUDOは協力させていただきました。

<色覚チョークの特徴>
・緑や黒の黒板の上でも文字や線が読みやすい
・5色(白、黄、赤、緑、青)をどれを組み合わせても見分けやすい
・価格は、これまでの製品と同じです。

写真左:色覚に配慮されているチョーク

 

注意1:「チョークの色名」を教えることは重要です。
例えば、説明するとき。黒板にチョークで書きながら「黄色いこの線は◯◯を示します…」など。色の名前がわからないことで、質問に答えられないことを防ぎます。(色を見分けることができても、色の名前がわからないために、答えられないケースがあります。)

注意2:適切な明るさと筆圧で書いてください。
線のかすれ、黒板の位置(暗い・反射)、直射日光のあたりり具合によって、色は見分けにくくなる特徴があります。

色覚チョークは、色弱の子どもたちには見分けやすく、一般色覚の子どもたちにとってはより見分けやすいチョークです。お値段は、今使用されいている製品と同じですので、ぜひ切り替えをよろしくお願いします。

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