12月22(金)東京大学弥生キャンパスにて”視力の低い人への視認性と景観との調和の両立をめざし、車椅子やベビーカー利用者のバリアになりにくい、視覚障害者用点字誘導ブロックの開発”について当機構副理事長、東京大学准教授の伊藤 啓を中心としたグループ ※1が合同の記者会見をおこないました。

※1
伊藤 啓(東京大学分子細胞生物学研究所 脳神経回路研究分野 准教授)
隈 研吾(東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 教授)
株式会社 LIXIL、日本興業株式会社、株式会社キクテック、大光ルート産業株式会社
DICカラーデザイン株式会社、カラーユニバーサルデザイン機構

視力が低い人(ロービジョン者、弱視者)が視認しやすく、なおかつ景観と調和しやすいような視覚障害者誘導用ブロックを実用化しました。コンクリートやタイル、セラミック、樹脂など複数の素材による製品が今後複数メーカーより発売されます。誘導ブロックメーカー各社の協力、著名な建築家でもある隈研吾氏の助言を得ながら、黄色の鮮やかさや明るさ、色みを変えたさまざまな色あいの誘導ブロックを試作し、視力の低いロービジョンの方のべ約100名と一般視覚者のべ約50名の協力で数年間にわたり実証実験をおこなってきたものです。
この記者会見を受けて日本経済新聞、毎日新聞、朝日新聞等が記事を掲載しました。