新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。
 
今年でNPO法人カラーユニバーサルデザイン機構 / CUDOも創立16年目に入りました。
近年「多様性」というワードが広く使われるようになりましたが、CUDOは当初より「色覚の多様性への社会の対応」を活動指針の中に取り込み進めて参りました。
お陰様でCUD活動もさまざまな分野に広がり、数多くの実績を重ねることができました。本当にありがとうございました。
ご関係の方々、ご協力者の方々には心より深く御礼申し上げます。
特に、近年発行に携わりました「セイフティカラー(安全色)」改定JIS Z 9103版は大きな反響と評価を頂戴いたしました。
普段そこにあるからこそ気が付かれないこともある「標識」。この日本中至る所にある「標識」に使用される色彩の基準であるからこそ、誰が見ても違和感がなく認知し易い視覚情報向けの表示色であることが重要です。
その改定作業は伊藤 啓/副理事長(現/独ケルン大教授)を中心に業界各社との連携を取る中、CUDOも協力体制をとり、結果として世界に誇れる「JIS セイフティカラー」として仕上げることができました。徐々に浸透しつつある中、この色覚の多様性に配慮した新版への転換も今年の五輪そして大阪万博等の国家的イベントを追い風にその作業が早まることを期待しております。
CUDOは本年も色覚の多様性への配慮を念頭に、できるだけ多くの人々にとって視覚情報上の差が生まれない社会作り、システム作りに邁進して参ります。
これからも私どものカラーユニバーサルデザイン活動にご理解、ご支援等、お力添えを賜れば幸甚でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
理事長  武者廣平