平素より当機構の活動にご理解、ご協力をいただき、誠にありがとうございます。「CUDO賛助会員-2020.後期の集い」を下記の通りオンライン開催いたします。
遠方の会員の皆様も、この機にぜひご参加いただき情報交換をさせていただきたく思います。

◆特別講演「色のふしぎ」と不思議な社会『2020年代の「色覚」原論』を出版されたライターの川端さんをお迎えします。
◆開催日時【日時】2020年11月14日(土)/14:00 – 16:00(開場13:45)

【会場】zoom 使用予定
    *申込確認メールにてオンラインの入り方をお知らせいたします。
【対象】CUDO賛助会員、カラーユニバーサルデザインや色覚多様性について興味・関心をお持ちの方
【参加費】無料
【参加者】100名限定 事前申し込み型式
【特典】 受講者に限り 川端さんサイン入り書籍 限定10冊販売→初日に申込者多数のため限定を外させて頂きました。順次送らせて頂きます。講演当日に発送予定でしたが、10部先行して送らせて頂きました。
     希望者は申込時にお書き下さい
     申込者には後日郵送します。請求書を同封します。
     金額 1900円+税190円の2090円です。送料はサービスします。
【お申込期限】11月10日 17:00 で一度締め切らせていただきます。
       →11月14日 12:00まで延長しました。
【お申し込み】11月11日より申込者に集いのURLをお知らせします。

◆川端さんから講演内容についていただいた手紙を紹介します。

10月に筑摩書房より『「色のふしぎ」と不思議な社会──2020年代の「色覚」原論』という書籍を上梓します。取材と執筆に5年を費やし、やっと世に送ることができてほっとしています。
本書は、『2020年代の「色覚」原論』というサブタイトルにあるように、21世紀の最初の20年間で積み重ねられた科学的な知見をもとに色覚について考え直すという趣旨のものです。結果、20世紀の色覚検査についての総括と、今後、どんなふうにすべきなのだろうということを考えるに至りました。この講演では、本書の内容をざっくりと紹介しようと思っています。

本書は、3部構成になっています。

第1部は、現況の確認と20世紀の振り返りです。
本書の取材をはじめたきっかけは「色覚検査」の復活なのですが、そもそも20世紀はどうだったのかということが風化しつつあるように思え、掘り起こしました。教科書や指導要領に載った先天色覚異常について「差別」について、みなさんも今更ながら驚かれるのではないかと思います。

第2部は、現代的なサイエンスから色覚を見ます。
これは本の中で確認いただきたい部分なのですが、とても簡単にお伝えします。
本で使った図版などをざっと見るだけでも、かなりのことが伝わると思っています。

第3部では、その背景知識を持ったまま、ふたたび、ヒトの先天色覚異常の話題に戻ります。すると、これまでの狭い枠組みでは見えなかった様々なことが、まさに「色鮮やか」に見えてきます。そもそも論として「異常と正常」という区分けはおかしいのではないか、というのが、たぶんみなさんが関心があるところかもしれません。

終章では、今のサイエンスを反映した新たしい色覚用語の提案などもしています。議論が百出するところですが、まずは既存の色覚についての見方を一新した上で、新しい概念には新しい言葉を!と思っています。

書き終えたばかりで、頭がまだ熱いです。
うまく紹介できるかわかりませんが、ベストを尽くします。 川端裕人

 

【申込み】CUDO事務局まで
下記のメールフォームよりお申し込みいただけます。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/3db6352a542687