目の色や血液型に多様性があるように、色の見え方や感じ方が異なることには意味があると考えられます。視覚以外にも聴覚・味覚・嗅覚・触覚と様々な感覚には多様性があります。ところが150年ほど前から少数派の色覚型を「色盲・色弱・色覚障害・色覚異常」と定義して、進学・職業制限などが行われるようになりました。長く疾患疾病の一種と勘違いされて治療できるものとされたこともあります。この色覚に関する正しい理解を進め、社会がこれらの問題を考えるきっかけになるように企画しました。「『色のふしぎ』と不思議な社会」著者である川端裕人さん(サイエンスライター・小説家)の講演、パネルディスカションを予定しています。お誘い合わせの上、ご来場をお待ちしています。


セミナータイトル:「なぜ人間の社会は、人間の多様な色覚に対応していないのか」
開催場所:有楽町朝日スクエア 東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F
     https://www.asahi-hall.jp/yurakucho/square/

開催日時:2020年12月5日 午前10時〜11時30分

人は進化の結果多様な色覚を持つことになりました。これは人類の生存戦略の結果かもしれない可能性も示唆されています(河村正二 東京大学大学院教授の研究など)

【スケジュール(予定)】
10:00 開会のあいさつ
10:05 講演「色のふしぎ」と不思議な社会川端裕人氏
10:45 パネルディスカッション 川端裕人・岡部正隆 ほか
11:30 終了

【出演者紹介】
川端裕人:サイエンスライター・小説家
<主な略歴>東京大学教養学部卒業。著書「『色のふしぎ』と不思議な社会」2020年代の色覚原論。「我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な『人類』たち」(海部陽介氏と共著)で、第34回講談社科学出版賞ち科学ジャーナリスト賞2018を受賞。「動物園から未来を変える:ニューヨーク・プロンクス動物園の展示デザイン」「川の名前」「銀河のワールドカップ」他多数。


岡部正隆東京慈恵会医科大学 解剖学講座 教授・NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構 副理事長
<主な略歴>東京慈恵会医科大学卒業。1996年に医学博士を取得。1997年より国立遺伝学研究所で助手を務める。イギリスに2年間留学し、2007年より現職。著書「色弱の子どもがわかる本」


◆定員:60名(先着順)
*当日空席があれば参加条件(下記)のなかでご参加頂けます。
*立ち見と座席の追加はできません。
◆参加費:無料
◆申込方法:下記URLよりお申し込みいただけます。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/e4fffac2429284

*コロナウィルス対策として
あらかじめ下記内容をご確認の上、ご来場いただきますようお願いいたします。
1)感染者発生にそなえて皆様の連絡先(氏名/所属/電話番号またはメールアドレス)をいただきます。この個人情報は必要に応じて保健所などの公的機関に提供されることがありますのでご承知ください。
2)新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のインストールをお願いします。
3)安全確保のため、来場・入場制限等(下記)を行います。
  ◆ 以下に該当する場合は来場をお断りします。
   ・来場前に検温を行い、37.5度以上の発熱があった場合(または平熱比1度超過)
   ・息苦しさ(呼吸困難)・強いだるさや、軽度であっても咳・咽頭痛などの症状がある場合
   ・新型コロナウイルス感染症の陽性者との濃厚接触がある場合
   ・セミナー開催日から過去14日以内に、入国制限や入国後の観察期間を必要とされている国や地域等への渡航歴がある場合
   ・セミナー開催日から過去14日以内に、上記の国や地域等からの渡航者や在住者との濃厚接触がある場合
  ◆ 来場時に検温を実施いただき、37.5度以上の発熱がある場合は入場をお断りします。
  ◆ 会場では感染防止対策(マスク着用、咳エチケット、手洗い・手指消毒)に協力ください。

◆お問い合わせ
特定非営利活動法人カラーユニバーサルデザイン機構 事務局
○E-mail:support@cudo.jp

◆主催
・内閣府
・特定非営利活動法人カラーユニバーサルデザイン機構