学校の色覚問題について文科省は、平成元年(1989年)に「色覚に関する指導の手引き」を全教員に配布、2003年に学校色覚検査の義務化を廃止、平成24年(2012年)「色覚指導の資料」を作成。2014年より希望者に「色覚検査実施の通知」を行ってきました。

この間に社会のCUD化は進み、学校用の色覚チョークが開発され、検定教科書の色覚配慮の義務化などが図られてきました。さまざまな多様性教育の実施も行われていると聞いています。

しかし、他方では色覚に関する差別的な言動によって裁判にまでなるような事例が起きたり、先述した「色覚指導の資料類」がしっかりと学校の現場に浸透していないという話も聞くことがあります。これに対し例えば「CUD友の会 保護者との交流会」では、保護者から「色覚検査をしても、後がない。『心配しなくて良い』と言われても納得できない。不安に感じている」といった声があがっていました。全国にはこのように感じている保護者がどれほどいるでしょうか。

こうしたことから「CUD友の会」では、学校の教育現場での色弱者への対応がどのようになされているのかを調べてみましたので、みなさまと共有しながら、問題を少しでも解消して行くにはどのようにすれば良いか考えてみたいと思います。多様性教育が盛んに取り上げられるようになってきました。色覚に関しても正しく伝えて行けるようにすることが大事だと考えています。

◇テーマ:教育現場での色弱者への対応について
-教育現場で色弱者への対応はどのようになされているのか-

開催:第51回CUD友の会
日時:2021年10月16日(土)
オンライン勉強会   14:00より16:00
発表1 「学校教育の色覚問題調査」CUD友の会 藤生崇則
質疑応答 共有
討議  「問題を解決して行くために」
発表2 「20xx シン・色覚指導の資料」シン・資料検討委員会
オンライン懇親会  16:00より18:00
参加費:無料
募集人数:100人まで
参加資格:CUDに興味のある人。色弱の人など。

お申し込みサイト
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